LD(学習障害)

LDって?

 

学習障害(LD)とは、基本的には全般的な知的発達に遅れはありませんが、聞く、話す、読む、書く、計算する又は推論する能力のうち特定のものの習得と使用に著しい困難を示す様々な状態を指すものです。

特性

●読字障害(ディスレクシア)/読みの困難
●書字表出障害(ディスグラフィア)/書きの困難
●算数障害(ディスカリキュリア)/算数、推論の困難
の3つに分類されます。
苦手分野以外の知的能力に問題が見られないことが多いため、学習障害は発達障害の中でも判断が難しい種類の障害です。読み書きや計算能力は、ほとんどの子どもが就学前には学んでいません。そのため、本格的な学習に入るまで判断が難しく、障害に気づかないことも少なくありません。中にはその人の学習困難が発達障害によるものではなく単なる苦手分野だと判断され、大人になるまで気づかれないことも多くあります。 学習障害の人は「聞く」「話す」「読む」「書く」「計算する」という5つの能力の全てに必ず困難があるというわけではなく、一部の能力だけに困難がある場合が多いです。読む能力はあっても書くのが苦手、他の教科は問題ないのに数学だけは理解ができないなど、ある特定分野に偏りが見られます。また、同じ「読む」ことの障害でも、ひらがなは問題なくても漢字が苦手など、その状態はさまざまです。一方、読字と書字の障害など、複数が併せて現れる場合も多く見られます。

療育方法

一文字の読みの定着から徐々に単語や語句のまとまり、文章を読めるようにします。
なぞり書きから始め、習得度に合わせ、視写や聴写を行います。
たくさんの問題を解くよりも、少ない問題をゆっくり丁寧に解くようにしていきます。
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