感覚過敏・鈍麻

感覚過敏・鈍麻って?

 

感覚過敏・鈍麻とは、発達障害にともないやすい感覚の特性です。

感覚がとても敏感で、生活に大きな不便があることを「感覚過敏」と言います。
例えば、聴覚過敏で特定の音がものすごく苦手、触覚過敏で特定の肌触りの服は絶対に着れない、視覚過敏で明るい屋外をとてもまぶしく感じるなどがあります。
反対に、とても鈍感で不便があることもあり、「感覚鈍麻[どんま]」と言います。

特性

一般的には小さく感じられる音がどうしても気になってしまったり、 極端に乗り物酔いがしやすかったりの特性があります。
感覚過敏・鈍麻の方は「我慢が足りない」と誤解されることがしばしばあります。

○聴覚
「教室のざわつきで苦しくなる」「刺激がほしくて耳を叩きたくなる」
○視覚
「白地の紙にプリントされた字が読めない」「LED電球の光がまぶしくて吐き気がする」
○嗅覚
「石鹸、香水などの匂いで気持ち悪くなる」「自分の体臭への違和感を覚えづらい」
○味覚
「特定の食材が絶対に食べられない」「変化が苦手で決まったものだけ食べたい」
○触覚
「暑さ寒さの感じ方がちがう」「手をつなぐのが苦手」「刺激がほしくて体を叩きたくなる」
○前庭覚
「乗り物酔いをしやすい」「姿勢保持が苦手」「ぐるぐる回らないと落ち着かない」
○固有覚
「力加減が難しい」「よくものを落としたりこぼしたりする」

療育方法

原因を取り除く、はなれる、さける、
感覚統合のアプローチを行う。
落ち着ける環境の提供を行う。
気持ちを落ち着かすことができるものを常備する。
等の過敏になっている原因を確認し、
取り除いてあげる事で過ごしやすい生活空間を作る事ができます。
療育事例はこちら